唇にほくろは意外とできやすいです。なぜかというと、ほくろができるのは紫外線による影響が大きいとされているからです。
唇は顔の正面に位置していて、紫外線つまり日差しなどにとても当たりやすいですよね。また、唇は表面の皮膚が比較的薄いので、紫外線の影響も受けやすいです。
このようにして、唇が紫外線に当たると、肌の色を決める「メラニン色素」というものが一箇所に集まってきます。こうしてできたのが「ほくろ」となるわけです。
また、このほくろは肌にできるシミやソバカスと同じものであり、健康への影響はないので安心してください。
過去に紫外線をたくさん浴びた人や、紫外線ダメージを受けやすい唇の人は、ホクロが増えてきます。このホクロは、単純黒子(たんじゅんこくし)と呼ばれるもので、たいていは3ミリ以上になることはなく、盛り上がらないのが特徴です。
紫外線を浴びると、表皮は紫外線を吸収するために黒い色素であるメラニンを増やして、皮膚を守ろうとします。その結果、メラニン色素が多く作られてホクロができるのです。
唇にホクロが出来る原因
唇にホクロが出来る原因として、まず、唇は食事や会話の際に動かすため、安静に保たせることが困難です。
また、なめたりいじったり唇を噛むくせがあると、慢性刺激が加わりやすいです。さらに、唇は皮脂腺や汗腺がないため、皮膚が乾燥しやすく、荒れやすいのです。
このように、炎症を繰り返し、乾燥しやすい皮膚というのは、紫外線のダメージを受けやすく、その分、余計にメラニン色素が多く作られるのです。
荒れた唇の治療としてステロイドを処方されることが多いことから、ステロイドの副作用でホクロができたと勘違いされることがありますが、炎症が持続していることが原因ですので、ステロイドとは関係はありません。
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