日本人の皮膚がんで最も多い、基底細胞がんはどういったもの?

ほくろについて

基底細胞癌とは、皮膚の表面を覆う表皮や毛包を構成する細胞から発生する皮膚がんの一種です。

日本人の皮膚がんの中で、基底細胞癌が最も多いです。発症は40歳以上が多く、60歳代が全体の約25%、70歳代が全体の約45%を占めています。

近年では、人口の高齢化にともない、80~90歳代の患者も増えています。

基底細胞癌は70%以上が顔面に発生し、中でも、鼻や下まぶた、上口唇などの顔面の中央寄りに多く発生します。顔面に多く発生することに加え、欧米では緯度と基底細胞癌の発症との間に相関があるといわれていることから、紫外線が主な発がん因子ではないかと考えられています。

基底細胞癌の初期は、ホクロのようなわずかな盛り上がりのある黒色の皮疹として現れます。数年かかって徐々に増大するとともに、中央部が陥没して潰瘍となり、その周辺部が盛り上がった黒い丘疹(きゅうしん)で取り囲まれた堤防のような状態になるのが特徴です。

治療はほとんどが切除手術です。元々の大きさよりかなり大きく切除し縫い合わせる必要があります。

切除の前にはダーモスコピーで診断後、組織の一部を採取して検査をするのが一般的です。まれですが転移の可能性もあります。リンパ節への転移が疑われたら、CT検査やMRIを行う場合もあります。

基底細胞癌は初期症状がホクロと似ているため自分では判断が難しいのが特徴です。心配であればまずは専門医の診察を受けましょう。

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