病院で行われているほくろ除去の方法の中に、切除縫合法があります。言葉の通り、切除して縫合するわけです。主に形成外科で行われていますが、この切除縫合法とはどのようなものなのでしょうか。
切除縫合法:メスでほくろを切除して、傷を縫合する方法。
ほとんどの場合、ほくろの大きさよりも少し大きめの楕円型に皮膚を切開して手術を行う。
再発の可能性が低いと言われています。
経過
術後すぐ
ほくろの約3倍以上の切開傷を保護する必要があるため、顔に貼られる絆創膏などの保護テープは大きく、目立つ。
術後当日は洗顔や入浴、シャワーは禁止で、傷口を濡らさないように気をつける必要がある。
痛みや腫れ、出血を減らすため、絆創膏の上から保冷剤で患部を冷やすことをすすめられることもある。
術後5〜7日
このころから、傷口にかゆみを感じる。
たいていの場合、抜糸はこれくらいの時期に行われます。そして傷口にはテープを貼る。
テープがはがれたら新しいものを貼り直し、1〜3ヶ月ほど貼り続ける。
術後1ヶ月
赤みや盛り上がりがだいぶ目立たなくなってくる時期。
メイクをすればほとんど分からないが、傷跡がほとんど完全に治癒するには、1年ほど時間がかかる。
調べてみると、形成外科の受診時には「切開縫合の跡は100%残る」と断言された方も。それも、元々のほくろよりも何倍も大きく切開しなくてはならないため、思っていたよりも傷跡が大きくショックを受ける方も多いのだとか。
更に、傷跡が目立たなくなるまでもかなりの時間を要します。せっかくほくろが取れても今度は傷跡に悩まされるなんて、絶対避けたいですよね。
もちろん、悪性を疑った場合など切開縫合が必要な場合もありますので、まずはほくろの診察を受けてみるのが良いでしょう。
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